SEE/SAW ルベル ヘアケアシリーズ

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COLUMN

ビューティライターAYANAと探る
SEE/SAW Spring Note 20の香り

AYANA ビューティライター

春限定の香りが楽しめる、SEE/SAW Spring Note 20(限定品)が発売。ピンク色のかわいらしいパッケージと、春の花が咲き誇るような香りの、香り立ちを高めて、2020年も戻って来た。SEE/SAWの定番品とはまた違った魅力を持つ香りを創香したのは、ヴェ・マン・フィス香料株式会社のパフューマー(調香師)の堀本美年さんとエヴァリュエーターの湊純子さん。開発秘話を聞くべく、ファッション誌でビューティライターとして記事の執筆をし、コスメの開発にも関わるAYANAさんと鼎談を行った。


AYANA 「SEE/SAWの定番品の開発時からパフューマーとエヴァリュエーターとして創香に携わられていると伺いました。改めて、それぞれお仕事の役割を教えてください」

堀本 「パフューマーは香りを創り、エヴァリュエーターはパフューマーが創った香りが世のニーズや製品のコンセプトに合うかどうかを評価することが仕事です。外資系の香料会社は、チームで香りの開発をすることが多いですね」

AYANA 「作家と編集者の関係みたいに、お互いの存在があってこそ香りの開発ができるのですね。ではさっそくですが、SEE/SAWの香りの話を聞かせてください。定番品のシャンプーやトリートメントを使用した後、Spring Note 20を試してみましたが、より女性的な香りだと思いました。来る春、新しい季節に使いたくなるようなうきうきする香りですね。イメージでいうと、『大人の女性が持っている永遠の少女性』を彷彿させる香り。年齢を重ねると考え方が固まってきて保守的になりやすいかと思うのですが、そんな大人の新しい世界に飛び込みたい気持ちを後押ししてくれるような。香りからそのような雰囲気が感じられて新鮮でした。ボトルもピンクだけど、軽やかなムードなのがいいですね」

 「創香する上で、挙がったキーワードが“春の香り”と“はじまりの香り”でした。何か新しいことを始めたくなる、そういったメッセージが、香りを通じて伝わったようで嬉しいです」

AYANA 「実は、個人的にはフローラル系の香りを積極的に好むことはないのですが…Spring Note 20は甘すぎないのがいい。花びらのパウダリー感が強調されていて、エレガントな印象に仕上がっているところに好感を持ちました」

 「日本人はフローラルフルーティ系の香りを好む傾向が強いです。Spring Note 20は、それに比べるとフルーティ系が入っていない分、甘さは控えめになっていますね。AYANAさんはどういった香りが好みですか?」

AYANA 「ダマスクローズにフランキンセンス、さらにパチュリを混ぜたような香りが好きです。カルダモンやブラックペッパーも大好きです」

堀本 「香りがお好きなんですね。フランス人はローズにパチュリ、それからウッディ系を好む傾向にあります。国によって香りの好みもいろいろです」

AYANA 「定番品と Spring Note 20の違いや共通点はどのあたりで表現されているのでしょうか」

堀本 「定番品と差別化するためにも、Spring Note 20はよりフローラルを積極的に使用しました。ローズ、チュベローズ、ガーデニア…。特にガーデニアは個人的にも大好きな香りで、ジャスミンに似ています。定番品の香りを踏襲しているのは、シトラス。フローラルなのに甘くないのは、柑橘系が入っているからだと思います」

 「ガーデニアは、厚みがあってとろみがある香りとよく言葉で表現されます。他にも艶があるとか。大人の女性という言葉が挙がるのは、ガーデニアが効いているのかもしれません」

AYANA 「大人の雰囲気がありつつ、可憐さも感じました。濃厚な香りといっても、ジャスミンのような夜を感じさせる濃厚さとも違いますね。ボトルが真っ黒だったら、また受ける印象が違ったのかもしれないですが」

堀本 「SEE/SAW Spring Note 20を作る上でイメージしたのは、いろいろなお花で作られたブーケ。香った時に、『あ、これはガーデニアだ』とは分からないけれど、とてもいい香りだと感じられるような。香り全体の輪郭を創り上げることを最も意識しました」

 「堀本に完成した香りの内訳を聞いて驚いたのが、ホワイト系フローラルと、色味があるフローラルのバランスが1対1になっていたこと。狙ったわけではないのですが」

AYANA 「パッケージも白とピンクを混ぜたような絶妙な色で、イメージのブーケを表しているかのようですね。ちなみに創香する上で、ユーザーの女性像はSEE/SAW定番品とSpring Note 20で変化はありましたか」

堀本 「同じ女性像をイメージしています。季節が巡って、定番品を使っている方が新しいムードを纏えるような香りを作れたと考えています。なので、気分転換にぴったり。場合によっては、定番品を男性が、Spring Note 20を女性が使うのも香りの特徴的にいいかもしれませんね」

堀本 「個人的には、定番品は仕事をしているウィークデイの、気持ちがオンの時に使いたい香り。一方、Spring Note 20は日常の喧騒から離れて自分を休ませたいオフの時に使いたい香りだと思っています」

AYANA 「それはちょっと意外ですね。イメージ的に逆かと思っていました。疲れた時や仕事から距離を置いて、非日常を感じたい時に良さそうですね。『ちょっと旅に出てきます』みたいな(笑)。女性の美しさはもちろん、内面にもそっと寄りそう香りとなっているのかもしれませんね」


幅広い年齢層の女性たちの心を潤し、ポジティブな気分に導くSpring Note 20。香りを作る上で想定されたブーケの存在は、香りの種類が特定できないからこそ印象深い。また多くの人に好まれやすいフローラル系に流されないスタンスが、感度の高い人にも好まれる理由のよう。

※後半のインタビューではSEE/SAW定番品の香りについてお話を伺います
(後半は、3月19日に公開予定です。お楽しみに!)

AYANA(ビューティライター)

化粧品開発の経験を活かしながら、アートやウェルネスの観点からも美容をウォッチ。OSAJIメイクアップコレクションのディレクターも務める。

堀本 美年(パフューマー)

ヴェ・マン・フィス香料株式会社

湊 純子(エヴァリュエーター)

ヴェ・マン・フィス香料株式会社

Photo_Harumi Obama 
IntervIew&text_Aika Kawada