(STORY)

COLUMN

現在地を、まず照らそう

AYANA ビューティライター

FROM SEE/SAW

SEE/SAW が大切にしているのは、光がもたらす髪の輝きを通して、印象が美しく変化していくこと。一年を通して移ろう、さまざまな光の表情に呼応するように、私たちの髪も心も輝きを変える。

2026年、SEE/SAWが描くビジュアルストーリーのテーマは「Light Shapes.」。ブランドの原点でもある「光」にあらためて目を向け、光が髪や女性の印象をどのようにかたちづくっていくのかを、一年を通して表現しています( Gallery 2026 Part 1 )。

SEASONAL STORY 2026SSのテーマは「COLOR & AWAKEN」。いま自分に当たっている光に目を向けることから、変化や目覚めの感覚を見つめました。日々の小さな実感や身体の感覚を手がかりに、現在地を見つめながら言葉を紡がれたのは、ビューティライターのAYANAさん。その視点は、わたしたちが大切にしている「自分らしい美しさに気づく感覚」と静かに重なります。

光に気づいたとき、印象は少しずつ変わりはじめる。その繊細な変化を言葉にしていただきました。


ESSAY BY AYANA

爽やかな風と、あかるい日差し。生命力に満ちたまぶしい季節には、希望が似合う。だからついつい輝かしい未来に焦点を定め、颯爽とスタートダッシュを切りたくなる。

けれどその前に、今一度足元をよく見ておくことを大切にしてみたい。

昨年、運動の最中に人生初の肉離れを経験した。事前のストレッチ不足が大きな原因だった。この程度なら動けるという自分への過信が仇となった、とも言えるけれど、準備さえ怠っていなければこうはならなかった。いまの自分にとっての可動域を知ること。現在地を把握すること。そこからすべてが始まるのだ、と思い知る出来事だった。

「幸運の女神には前髪しかない」と言われるように、ある日突然やってくるチャンスに気づいたら、その瞬間に掴まないと去っていってしまう。だから現在地を把握し、準備運動をして、しなやかに飛べるようにしておきたい。いらないものを捨て、考えを整理し、凝り固まった身体を伸ばす。思っていることを自由に書き留めてみるのも、周りに感謝の気持ちを改めて持つのもいい。今自分が持っているもの、今の自分に当たっている光を丹念にとらえておく。すると光の様子が変わったとき、すぐに気づけるだろうと思う。


( FEATURE )

SEASONAL STORY 2026SS

前向きであたたかい春の光。
様々な光の表情を通じて、光と髪と女性がつくる
ビジュアルストーリーをお届けします。​

AYANA(ビューティライター)

コラム、エッセイ、インタビュー、ブランドカタログなど広く執筆。化粧品メーカー企画開発職の経験を活かし、ブランディングや商品開発にも関わる。著書にエッセイ集『仕事美辞』『「美しい」のものさし』(双葉社)がある。文章講座EMOTIONAL WRITING METHOD(エモ文)主宰、OSAJI メイクアップコレクションディレクター。

@tw0lipswithfang
www.ayana.tokyo

Text_Ayana
Photo_Kazutaka Nakamura